
レコードの並びは、ジャンルとアーティスト名で区切られており、有名どころの名前が目立つ。S&G、Billy Joel、アリスとかRCサクセションとかね。下段はアルファベット順に並んでおり、そちらにはちょこちょこ「おっ」と思うものが潜んでいたが、基本的にレアなものは少ない。表に出されているのは20万枚の内1万枚なので、裏にレア盤が眠っている可能性もあるけれど、寄贈元を考えると大半は売れたものだろう。
聴きたいレコードは受付で処理をすませた後、シート型のボディソニック(超近未来的!)で勝手に聴くことが出来る。音はヘッドフォンではなくシートに備え付けられたスピーカーから出てくる。耳に接触しないので長時間きいていても負担はなく楽チン(当然音は漏れまくるが)。アンプはDENONで統一されていた。カートリッジは安価なSHUREではなくortofonだったことにこだわりを感じる。プレイヤーの操作方法はセミオートで、トーンアームを直接手で触れることはない。また、シートには音に合わせて振動するという機能もついていた。どんなところで使われていた設備なのだろう。故障した場合は学内で整備しているそうだ。さすが工業大学。
ここで聴いたのは「吉田美奈子/扉の冬」「和田アキ子/あの鐘を鳴らすのはあなた」「古井戸/オレンジ色のすけっち」。
PMC内にはコミュニティラジオのための設備も充実していた。
学校にこんな場所があったら音楽に対する姿勢も変わるだろうな。内装の雰囲気も実によい。
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