2012/03/31

3月27日に祖母が突然亡くなる。28日に発見され、知らせを聞く。30日通夜。31日葬儀。90歳を超えた高齢とはいえ直前まで元気だった。前日は親戚らと天丼を食べ、帰りのスーパーで餅を買って帰っていた。食べることが好きだった。特に肉と海老が好きで、青魚が嫌いで、野菜はもっと嫌いだった。元気に長生きしてくれてありがとうと思う。最後に会ったのは2月。毎月のように会っていて、そのたびに写真を撮っていた。葬儀の日には写真のスライドを見せようと過去の写真を選び編集を加える。最後の長い手紙。遺影は去年の誕生日に自分が撮ったものになった。

2012/03/29

コーネリアスのCM3はつまらなかった。自己模倣みたいで新鮮なものとかない。けど仕事を発注する側に立つとしたら、こういう仕上がりが安心だろうし、予想の斜め上をいかれるよりも、思った通りのものをあげてくれたほうがスムーズだし、これはそういうプロのサービス精神でつくられた作品集だ。身が引き締まるわーとか、ものわかりよく理解しようとしてもやっぱダメだった。音楽は趣味だから。

2012/03/28

休みをとっても疲れが抜けない日がつづいていた。なんのせいかよくわからない。今朝は目玉焼きにミックスチーズをふりかけたつもりが、コーヒー豆をふりかけていた。自分でもちょっと信じられない。うそみたいなほんとう。オクラの緑、卵の黄身、白身、コーヒー豆のこげ茶色、フライパンから立ち昇るコーヒーの香り。めざめの超現実。

昼の2時から社内でプレゼン。手応えはなかったがやりきった感はある。その後は抜け殻のような状態で過ごす。9時すぎ退社。同僚とマクドナルドで雑談して帰る。もう少し暖かくなったら鴨川沿いでビールを飲んで帰りたいねなどと話す。あのあたりは夜桜がきれいなはずだし。帰宅して12時。夕食はお茶漬け。それから途中まで読んでほったらかしになっていた「ボサノヴァの歴史/ルイ・カストロ」の続きを読み始める。ジョアン・ジルベルトがメキシコで中国人を相手に卓球の腕を磨いていたという逸話が面白い。「ジョアン・ジルベルト 卓球」で検索すると中原仁の記事があった。オークションで買ったAgustin Pereyra Lusena/Puertos de Altanativaは素晴らしく、コーネリアス/CM3はつまらなかった。

2012/03/15

東京旅行。ではなくて東京出張。品川での打ち合わせはすぐに終わった。そこからは友達と会って渋谷でお茶をしたり、神保町で食事をしたり。もちろん買い物もした。終電の新幹線で帰宅。

ディスクユニオン(新宿・渋谷)にて
gene clark / white light
milton nascimento / encontros e despedidas
the articulate artistics / same
meirelles os copa5 / o som
baden powell e vinicius de moraes / afro-samba
agustin pereyra lucena quartet / la rana
paulinho da viola / foi um rio que passou em minha vida
carlos barbosa- lima / plays the music of antonio carlos jobim & george gershwin
「大衆音楽の真実」グローバルなポップ音楽の再検討/中村とうよう

2012/03/11

奈良の二月堂へお水取りを観に出かける。はじめて訪れる場所だったが、この行事は人気があるそうで観光バスも数台停まっていた。簡易トイレも設置されており、人の数もすごい。着いた頃にはもう行事は終わりを迎えていたけれど、「見世物ではないので、歓声をあげたり拍手はしないで」という案内は続いていた。二月堂内ではたくさんの僧侶が読経している。一般人は、中の様子が少ししか見れないこともあって特別な雰囲気が強調されていた。サウンド的にも面白いもので、東大寺お水取りの声明のCDなんかもでている。シュトックハウゼンが立ち会ったこともあるそう。側の茶店で休んだあと、この日のための行法味噌を買った。甘いおかず味噌。

夜の境内には無防備に眠っている野生の鹿がいて、とても神聖な気持ちになった。

夕食は、商店街をすこしそれたところにある居酒屋 蔵(いい雰囲気でおいしかった)で飲み、終電で帰宅。