土曜日は完全オフ。レコードと古本を集めて売りにいっただけの日。買取金額は2,500円。まあそんなもんか。
日曜日は大阪へ。目当ては今月閉店する南船場のベルリンブックス。70%offが強烈。たくさん買う。
- 見た、訊いた、買った古美術/小山登美夫
- バンドライフ/吉田豪
- 古本屋の女房/田中栞
- 富士日記(中)/武田百合子
- ペット・サウンズ/ジム・フジーリ
- ビッグ・サーの南軍将軍/リチャード・ブローティガン
- 言葉のペーパーショウ/株式会社竹尾=編 原研哉=企画・構成
- The ModernistHouse
- The DIG(シュガー・ベイブ特集)
レッドボーンではフィル・スペクターのボックスを買う。back to mono 7枚組のCD。「フィル・スペクター蘇る伝説」を読みながら聴きたい。
夜は鶴橋へ。韓国料理の店が並ぶにぎやかな街かと思っていたが、駅の出口を間違えたのかシャッターを下ろした店が並ぶ薄暗く細い道にでてしまい異様な雰囲気を味わうことになった。ときどき開いている店もあったが、それを見てこの土地がどんなところなのか理解した。これは怖いな。女のひとり歩きはもちろん、男でも怖い。焼肉屋があつまる方へ着くまでは緊張した面持ちでうろうろしていた。道頓堀にもある「空」には行列ができていた。その他の店は横ばい。適当にえらんだ焼肉屋で夕食をすます。料理に特別なものは感じなかったけれど、キムチの味の酸っぱさは印象に残る。これは日本向けというより韓国向けの味つけという気がした。
焼肉屋街を抜けると街の雰囲気は一気にありふれたものに変わる。
食後、喫茶店をさがして再びうろうろと歩くと、mietteというこじんまりした店を見つけた。堀江なんかにありそうなレストラン・カフェ。ここでは貴重な存在ではないか。店内には雑誌『「旬」がまるごと』がコンプリートされていた。みたことのなかったけどおもしろい雑誌だなと、ぱらぱらやっていたらアートディレクションが菊地敦己だった。いちど買ってみよう。雑誌は残念ながら3月号で休刊とのこと。
帰りはJR環状線にのって帰った。夜の鶴橋を見下ろしながらロバートグラスパーのブラックレディオを聴いているのはいい気分だった。