2011/04/30

GW二日目。大阪の友達と御池で待ち合わせて、エルフォゴンで食事をする。軽い気持ちでふらっと入ったこのお店は思っていたよりもかしこまったお店で、花柄の白いワンピースを着た彼女と白いシャツに革靴を履いたわたしは意気込んだデート中のカップルに見えただろう。お店の人は最初の料理を運んでくる際、「素敵な休日のはじまりですね」とノリノリでびびったが、食後「これからどちらに?」と聞かれれば、「京都国立近代美術館でパウル・クレーをみるんです」と答えるのだから完璧だ。クレーは素敵だった。ポエティックなことこのうえなし。女性客が多いことにも納得した。常設展ではマチスのジャズを観ることができた。“アンリ・マチスが描いた「ジャズ」とはこの演奏のことだと思いたい。”と、レニー・トリスターノ六重奏を評した小西康陽の発言を思い出した。おおイエス。
このあとは一気にいつものくだけた雰囲気になる。まず三条河原町の明治屋で酒と肴を買い河原の芝生で飲む。オモチャの楽器でガチャガチャ音をたてながら飲む。やさぐれた女の話を聞きながら飲む。そしてトンビは人を襲う。わたしはワハハと笑いすぎて鴨川に落ちた。そんなわけでアバンギルドでのSAKANAのライブは裸足で観た。優しさと親しさと酔いしれたくなる痛みのある音楽に浸り、よい気分になったので、新しいアルバムはamazonのカートに入れた。

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