2011/07/03

大友良英 ダブル・オーケストラをKBSホールで観てきました。
いやーこれはよかった。

ダブルオーケストラとは:
”2つのオーケストラが2人の指揮者による簡単な指示により同時に演奏することで、今まで聴いたことのない音を奏でます。プロ フェッショナルかアマチュアを問わない一般公募による50人ずつの2つのオーケストラ・メンバー(計100人)、そしてそれぞれのコンダクターのコマンド により音は構成されます。いろんな楽器、またその熟練度合い、それぞれの違いが混ざり合い今までにない音楽になります。コンダクターも指揮をしないときに は演奏に加わります。”
最初はこれ、つまらないのでは…と思って聴いてましたが、混沌の中から秩序が生まれ、不揃いな音が少しづつ音楽として立ち上がっていく様には感動しました。そしてそれは3.11以降のことにも思いを重ねてしまう。演奏は終始すばらしいというわけではなく、指揮者によってよくもわるくもなりましたが、それも狙い通りなんでしょう。指揮者は大切だ!演奏のハイライトは大友良英ひとりでふたつのオーケストラをまとめて操った瞬間でした(大友良英 ダブル・オーケストラだけどそういう良さはとくに感じられなかった…)。あと、ライブを観終えて改めて思ったのはiPadで参加できなくて本当によかったということでした。

会場を出ると雨はあがっていた。

ビオラで演奏に参加していた友達らと烏丸今出川の居酒屋で生大を飲んで帰る。