2011/03/20

スーパーで買い物をしていたら、子供を肩に抱え急いで歩く若い母親とすれ違った。子供の表情に異常があるようには見えなかったけれど、子供は突然茶色い液体を嘔吐し、母親の肩にこぼした。白いニットが茶色にそまる。母親は子供の口を抑えながらあわてて出口へむかっていった。

内田樹/街場の現代思想を読み終える。結婚と育児についての話が面白くていくつか付箋をはる。
男手一つで子育てをしてきた経験からきっぱりと申し上げるが、子供は「不快な隣人ナンバーワン」である。それを受け入れ、愛し切る能力がなければ、育児などというものは決して完遂せられない。(中略)結婚は快楽を保証しない。むしろ、結婚が約束するのはエンドレスの「不快」である。だが、それをクリアーした人間に「快楽」をではなく、ある「達成」を約束している。それは再生産ではない。「不快な隣人」、すなわち「他者」と共生する能力である。おそらくはそれこそが根源的な意味において人間を人間たらしめている条件なのである。(結婚という終わりなき不快について)
久しぶりにRadikoのサイトをみたら、震災による緊急事態ということで全国のラジオがきけるようになっていた。山下達郎のサンデーソングブックの鎮魂プログラムをきいた。

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